digitalization for everyone
『デジタル化』といわれると、パソコンが苦手な方にとってはそれだけで難しい印象を抱かれるかも知れません。ですが、みんなにやさしい『行政サービス』と言い換えますと、なんとなく流山市役所が市民に親切に対応してくれそうだと思っていただけるでしょうか。また、パソコンは苦手でもYouTubeなどで動画サイトはよく見ている、という方も多くいらっしゃることと思います。
例えば、流山市の公式動画サイトがあって、流山市についての分かりやすい動画コンテンツがあれば、これって『みんなにやさしいデジタル化』といっても良いでしょうか。
実は流山市には公式動画サイトがありません(2023年3月31日現在)。
これだけ若い世代の人口が増加している流山市でありながら、動画サイトが無いというのは少し驚かれた方もいるのではないでしょうか。ちなみに、近隣市には動画サイトを以下にご紹介いたします。
柏市<柏市動画チャンネル>
https://www.city.kashiwa.lg.jp/koho/movies/index.html
松戸市<動画サイトまっちゃんねる>
https://www.city.matsudo.chiba.jp/matsuchannel/index.html
野田市<YouTube動画>
https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusayoutube/index.html
これら近隣市の動画サイトの中でも、松戸市の動画サイトには「新型コロナウィルス関連の動画」コンテンツがあることに少し注目したいと思います。
新型コロナウィルス感染防止にも収束の兆しが見えてきましたが、定額給付金やワクチン接種のことで、みなさんも流山市役所に問い合わせの電話をしたことがあるのではないでしょうか。
電話が繋がらずに聞きたいことが聞けない。そうした経験をされた方がたいへん多くいらっしゃったことと思います。そんな時に、公式動画サイトで分かりやすい情報配信が出来ていれば、動画で情報を得ることが出来た人が多く、また動画が見られない人も電話が繋がりやすかったかも知れません。もう少し言えば、流山市の職員のみなさまも電話や窓口の対応業務を少しは軽減できたのではないかと思います。こうした動画サイトの一例からも、動画が見られる方も動画を見られない方も職員の方にとっても、みんなにやさしいデジタル化が今後益々必要となることに共感いただけるのではないかと思います。
流山市が2022年9月1日から公式Lineアカウントの運用を開始しましたが、登録者数が思うように伸びていません。
こうしたデジタルコンテンツは、利用者側が利便性やメリットを感じるからこそ広く普及し浸透していくものです。登録者数が伸びていないということは、利便性やメリットに乏しいことの表れで、コンテンツ内容や運用方法を見直していかなければなりません。そしてこのことはデジタル化のみならず、行政サービス全般に当てはまることだと思います。
常に市政の現状に目を向けて、市民の声に耳を傾けて、行政が主体的にPDCAサイクルを回すことで、より良い行政サービスの提供が持続可能なものとなっていくのだと思います。